この小説は、江戸初期の仙台藩のお家騒動を題材にした小説です。
仙台藩のお家騒動は当時かなり話題になったようで、時代が下ると歌舞伎でも「伽羅先代萩」としても取り上げられていますね。
初っ端、下巻から読み始めるというハプニングがあったもののすぐに気づいて事なきを得、今再び下巻迄読み進んできました。
この小説、今調べてみたら、1970年のようですが、NHKの大河ドラマで取り上げられた事があります。
当時、樅の木が風に揺すられている場面が印象強く残っているのですが、その後大河ドラマ何十周年とか言うときに、一部の蒸し返しをやった事があります。その時に、
「なんとまぁ昔のドラマは、間を長く取っているんだろう」
と驚いた事を覚えています。
座敷で二人の武家が向き合って話をしている場面だったのですが、本当に無言の時間が長く、恐ろしく静謐な印象を強く受けたのです。
で、今回実は小説を読むのは初めてなのですが、読んでみて、
なんとあの時感じた静謐感が実は原作の小説そのものに充満している事に気づいたのです。
この静かさを楽しみながら、今
樅の木は残った
を読み進んでいます。

散歩の途中で posted by (C)ちゅんぞう


